開催概要
- 開催日時
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2024年12月28日(土)10:00~18:00
- 会場
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井手口楽器店 2F、3Fホール
- 参加団体
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中央大学竹桐会 / 東京大学箏曲研究会(東京大学、北里大学、昭和女子大学、東京科学大学) / 東洋大学箏曲研究会 / 東京大学尺八部 / 学習院大学三曲研究会絲竹会 / 法政大学三曲会 / 慶應義塾大学竹之会 / 名古屋大学箏曲部(名古屋大学、南山大学、愛知県立芸術大学、名古屋市立大学) / 名古屋市立大学邦楽部 / 岐阜大学邦楽部 / 岐阜大学医学部箏曲部 / 中京大学文化会和楽部 / 三重大学邦楽部 / 広島大学邦楽部 / 山口大学邦楽部 / 鹿児島大学学友会邦楽部 / 京都大学邦楽サークル叡風会 / 同志社大学邦楽部 / 京都女子大学箏曲部
2団体の交流から、全国規模のつながりへ

まずは開催の背景について教えてください。
「関東学生三曲連盟」と僕たちが所属する「中部学生邦楽の集い」は、もともと別イベントでのつながりがあって、一昨年から定期的に合宿や交流会など交流の機会を設けていました。
今年もなにか一緒にやろうという話をする中で、関東の合宿で会った京都学生三曲連盟のメンバーや、広島大学が新たに立ち上げた中四国・九州の団体にもせっかくなので声がけをして…という形で、結果的に全国から集まることになりました。
運営スタッフは、各団体の代表的な立場のメンバーで担当しています。
開催日はどのように決めましたか?
日程が決まったのは10月くらいで、結構遅かったんです。1〜2月はみんな試験があって、そのあとは春合宿や夏合宿、秋にはそれぞれ学校の演奏会がある。それで自ずと、12月のこの時期に決まりました。
毎年夏には僕たちが関東の合宿に参加して交流できるので、そこで関東のメンバーが名古屋へきやすい環境をつくる。そして12月頃にはこの交流会があって、今度は関東のメンバーが名古屋に来て、こちらのメンバーと仲を深める。そしてまた次は関東の春合宿に名古屋のメンバーを連れて行って…というように、つながりがどんどん育っていく流れをつくれたらいいなと思っているんです。
規模を活かしたプログラム

今回の交流会のプログラムで、こだわった点を教えてください。
12月ということでクリスマスも近いので、サンタの衣装を着て、自分たちで編曲した八重奏のクリスマスメドレーを演奏しました。
今までの交流会だと20〜30人集まれば良いほうで、全部で4〜5曲演奏できれば良いくらいだったんですが、今回は人数が増えたので、嬉しいことに12曲もできて。
13時スタートの予定だったのを急遽10時集合に変更して、合奏練習をしつつ、ミニコンサートの時間も多めに設けることにしました。
曲目はどのように選びましたか?
全体曲として演奏したのは、石井由希子先生作曲の「さん・さん・さくら」です。誰でも演奏しやすい曲目ですし、今回参加人数が多いので、改定前後で箏を2種類入れたり、三味線や尺八も何人も入って。なかなかできないボリュームの演奏ができました。
あとはみんなでやりたい曲をやってみよう、ということで、プログラムをつくりました。
みんながもっと、邦楽を楽しめる機会に

交流会の魅力はどんなところでしょう?
一番は楽しいことですね!学生目線でいうと、いろいろな人と話せること。他の地域の部活がどんなふうに活動しているかというような話をする機会ってないですし。
プレイヤー目線でいうと、いろいろな人と幅広い曲を演奏できるのも魅力です。部活ではレベルの問題でみんなで演奏できないような曲も、こういった交流会に参加してくれる人は結構「やろうぜ」と乗ってくれたり。
一方で「やってみたいけど難しいな」というメンバーも、別大学の先輩からいろんなことを吸収できますし。こういう場があるというのは、みんながプレイヤーとして、邦楽をもっと楽しめることにつながるんじゃないかなと考えています。
団体の代表の目線でいうと、メンバーが少ない、楽器が足りないとか、代表をやっている上で悩むことが結構あるんですが、同じ悩みを抱えている人は周りにはあまりいない。それを代表同士で話し合えるのも、交流会の大きな魅力ですね。