開催概要
- 開催日時
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2024年9月29日(日)13:45〜
- 会場
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東洋大学白山キャンパス 井上円了ホール
- 参加団体
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東京大学箏曲研究会 / 東京大学尺八部 / 日本女子大学箏曲研究会 / 東洋大学筝曲研究会 / 東京農工大学竹桐会 / 中央大学竹桐会 / 早稲田大学竹友会 / 女子美術大学箏曲部 / 慶応義塾大学竹之会 / 学習院大学三曲研究部絲竹会
23団体が所属する「関東学三」
まずは関東学生三曲連盟について教えてください。
関東学生三曲連盟(以下「関東学三」)には、関東の各大学から現在23団体が所属しています。その中から代表・副代表・会計・議長の4人が「四役」としてそれぞれ別々の団体から集まって、運営を務めています。楽器を借りたりホールを借りたりは、所属団体にお願いしています。
関東学三の活動について教えてください。
新人演奏会、春夏の合宿、定期演奏会、交流会など、結構活発に活動しています。名古屋や京都など他地域の連盟との交流もあります。
連盟の役割は、各大学間の交流の場になること、自分の団体ではやりづらい曲もできる演奏の場を提供すること、そして相互の演奏会の告知や、運営方法や賛助の相談ができる情報共有の場になることです。
関東学三は各団体の活動のプラスアルファで活動できる場として、いつも開かれた場所であるように心がけています。
使用楽器や費用の確保について
演奏会にかかる費用はどのように賄いましたか?
所属団体から年間で連盟費を集めていて、これまで演奏会の費用もそこから出してきました。ただ今回は演奏会の参加費を別途1人500円出していただいて、パンフレットの印刷費や楽器を借りる費用に充てました。
楽器の運搬は例年、楽器屋さんに依頼しているんですが、そこにも毎回かなりお金がかかっていました。それを今回、この事業の支援を受けて削減できたので、とてもありがたかったですね。
楽器はどのように手配しているんですか?
楽器は、連盟所属の団体から借りています。連盟に所属している団体だから無料で借りられるわけではなく、関東学三と各団体との間で「貸してください」とお願いをして、料金をお支払いしています。
関東学三は、各大学の団体とはわりと独立した存在かなと思います。だからこそ対等な存在として正式なオファーを通すことで、各団体と信頼感を維持しています。
コロナ禍の影響を乗り越えていく
難しかった点について教えてください。
コロナ禍前はいろんな大学から多くの人が集まるような感じだったらしいんですが、コロナがあって、去年の定期演奏会では参加者が一桁台だったり、イベントを企画しても全然人が集まらなかったりという状況になってしまっていて。
今から地道に、自分たちの所属している部会の人から声をかけて集めて、もっと輪を広げていきたいと思っているところです。
コロナ禍で活動が難しくなったことで、引き継ぎがスムーズにできなかった難しさもありますね。私は以前自身が所属する団体で副部長を務めたことがあり演奏会の運営も経験があったので、そのノウハウを活かしながら、そしてもっと皆が気軽に楽しめる演奏会にできるように四役や演奏会実行委員の方々と協力しながら、ここまでなんとかやってきました。
来年に向けて改善したい点はありますか?
現状、関東学三の運営は学年に関係なく、できる人が各団体からの信任を得て務める決まりになっています。それで今年は4年生ばかりになったんですが、それだと下の学年への引き継ぎが難しくなってしまう。来年からはなるべく、運営のコアとなる四役にも2~3年生を交えて、引継ぎをしながら安定的に運営していけたらいいなと思っています。
そうして学年や団体の垣根を越えて、もっと多くの人が楽しく、関東学三の活動に参加してくれたら嬉しいですね。