交流演奏会 実行委員インタビュー

同じ場所で同じ時間を共有できる県をまたいだ交流の機会

開催概要

開催日時

2024年8月24日(土)14:00〜

会場

昭和文化小劇場

参加団体

三重大学邦楽部 / 岐阜大学医学部筝曲部 / 名古屋大学筝曲部 / 名城大学筝曲部 / 中京大学文化会和楽部 / 名古屋市立大学邦楽部 / 岐阜大学邦楽部

中部各県の大学が参加する演奏会

今回は10回目の開催とのことですが、まず準備について聞かせてください。

このコンサートを主催する中部学生連盟では、各大学から2名ずつ出席する会議があり、今回の中心メンバーもその会議で決めました。連盟には中部の各県から参加していますが、コンサートも会議も愛知で開催されるので、愛知県内の大学のメンバーが会計などの中心を担うことが多いようです。
開催日程は、会場予約の関係で1年くらい前から決まっていました。来年の開催日程ももう決まっています。

1年前から準備してきた中で、困ったことや大変だったことはありますか?

県外のメンバーとのやりとりの難しさでしょうか。例えばパンフレットをつくる上で、オンラインでしか話せないので、顔もわからない状態で連携をとらないといけなくて。
あとはパンフレットや進行表などをつくる際、各団体の情報が必要になるのですが、みなさんテストなどで忙しかったりすると、なかなか返事が来なくて困ったこともありました。

演奏会を通して得た気づき

演奏会を開催してみて、うまくいったと感じているのはどんな点ですか?

楽器を持参する団体が多く、控室に入るか・上手く回るかと心配していましたが、みんなが協力してくれたおかげで、あまりもたつかず、スムーズに進めることができました。

反対に、来年もっとこうしたいという点はありますか?

もっと学生が主体的に動けると良いなと思います。例えばリハーサルでも、劇場の方とのやりとりが、自分たちだけではなかなか上手くいかないんですよね。そこは、先輩後輩間での引き継ぎをもっとしっかりと行う必要がありそうだなと思っています。

複数団体が集まるおもしろさ

合同練習や演奏の際、先生ごとの違いに混乱するのでは?と懸念を抱く学生さんも多いようですが、そういったことはありませんでしたか?

私たちの部でもそうですが、高校からやっているメンバーや流派が違うメンバーであっても、弾き方を統一させようとするような指導をする先生は少ないように思います。
演奏の手つきなどは変えずに合わせるスタイルの指導をしてくださり、個人個人のやり方が尊重されていると感じますね。

他大学とこういった演奏会を開く魅力について教えてください。

やっぱり、広く交流できることでしょうか。さまざまな大学から参加できる団体もありますが、結局ほとんどのメンバーは同じ大学だったり、固定化してしまうんですよね。
他県など物理的に距離が離れているとなかなか会う機会がないので、一緒に演奏せずとも、同じ場所で同じ時間を共有できるだけでもすごく良いのかなと思います。