交流演奏会 実行委員インタビュー

現役時代のつながりで生まれたOBOG主体の合同演奏会

開催概要

開催日時

2024年8月25日(日)13:00〜

会場

昭和文化小劇場

参加団体

名古屋大学箏曲部OBOG / 岐阜大学医学部箏曲部OBOG / 岐阜大学邦楽部OBOG / 三重大学邦楽部OBOG / 名古屋市立大学邦楽部OBOG / 名城大学箏曲部OBOG / 藤ノ花女子高校箏曲部OBOG

楽器店の提案をきっかけに企画

このコンサートはいつ頃から、どのように企画されましたか?

今回「大学生邦楽コンサート in あいち」の開催10回記念ということで企画された、OBOGの演奏会です。
2023年の7月くらいに、楽器店さんから「現役生の演奏会と連続すると会場が取りやすいから、演奏会を開催してみたらどうか」という提案をいただいたのがきっかけになりました。
もともと楽器店さんから「『OBOGで演奏会があれば出たいな』と言っている方がいる」という話を聞いていたので、そういう会にしようと企画しました。

実行委員や参加メンバーはどのように集めたんですか?

現役生の演奏会の運営会議が定期的にあるんですが、その会議のあとに残って雑談していた5人がそのまま実行委員になりました。
大半の参加者は、自分たちの先輩に声をかけたのと、あとは楽器店さんも知り合いのOBOGの方に声をかけてくれました。あとは1〜2校、チラシやSNSを見て興味を持ってくれたところもあります。

現役時代の交流があったから実現できた

プログラムについて教えてください。

メインは学校単位でのOBの演奏ですが、学校の枠を超えた合同グループも出演しました。
もともと現役生の頃にいろんな大学が集まる合同演奏会があって、そこから「OBOGの集い」というグループができたんです。やっぱり現役生の頃に合同演奏会での交流があったから、今回のような形ができたと思います。

練習はどのように進めましたか?

「OBOGの集い」では、月に1〜2回の練習を4ヶ月間くらい行いました。
愛知県内や県外からもメンバーが集まって、名古屋で練習をしていました。楽器店さんの練習室をお借りしましたが、本当に助かりました。

邦楽を続けるために必要なもの

来年以降の開催についてはいかがですか?

好評を受けて来年の開催が決定しました。
参加校がどれくらい集まるのかと、運営を誰がやるのか。それを決められれば開催できると思います。
今年は思っていたよりもたくさんの方が集まってくれました。

邦楽を続けるOBOGを増やすには、どんなことが必要だと思いますか?

まずは自分の楽器があることと、音を出せる環境があることかなと思います。
和楽器って今値段が高いので、そこでハードルが上がって「大学にいる時だけ、大学にある楽器を借りてやったらいいかな」という人は結構いると思います。家に楽器があるだけでもだいぶ、卒業してからも続けるきっかけになるんじゃないかなと。
環境については、私も一人暮らしを始めたことで、練習するのが難しくなってしまいました。今は楽器店さんが、学生やOBOG向けに練習室のレンタル費用をディスカウントしてくれているので、とても助かっています。